スマートフォン連携利用条件
オプション機能のハードフォン利用を有効とすることで、スマホアプリを電話機として利用することが可能です。
アプリケーションに指定はありませんが、以下の要件を満たしている必要があり、動作確認済みである「Zoiper IAX SIP VOIP Softphone」を推奨しています。
① 以下の設定があり、PBXへのレジスト機能を備えていること
・ IPサーバーアドレス
・ SIPサーバーポート番号
・ IP電話番号
・ SIPドメイン名
・ ユーザーID
・ パスワード
② 呼制御に対応した以下の操作が可能であること
・ 発信
・ 応答
・ 切断
・ 保留
・ 保留解除
・ 転送
・ 会議
③ 以下プロトコルで通信が可能であること
・ SIPS
・ SRTP
④ 以下コーデックのいずれかに対応していること
・ u-law
・ FLAC
・ OGG_OPUS
・ Speex
iPhone版 Zoiper 設定方法
iPhone版 Zoiperでの設定方法を以下に記載します。
①iPhoneにZoiperアプリをインストールしてください。
②Zoiperを起動してください。
③歯車アイコンを押下してください。
④［Accounts］を押下してください。
⑤ ［+］を押下してください。
⑥ ［Yes］を押下してください。
⑦［Manual Configration］を押下してください。
⑧［SIP account］押下してください。
⑨各種設定をしてください。
| 設定項目 | 入力値 |
| Acocount name | ユーザーID |
| Domain | {tenant_id}.collabos.com 例： 設定したいテナントのIDが「8002」であれば、「8002.collabos.com」 を設定 |
| User name | ユーザーID |
| Password | パスワード |
| Auth Username | ユーザーID |
| Use Outbound proxy | ONにする |
| Outbound Proxy | prd-001-sip{PBXID}.vloom.jp:ポート番号 例：設定したいPBXのIDが「15」、ポート番号が「4443」であれば、「prd-001-sip15.vloom.jp:4443」 を設定 |
| Enable video FMTP | OFFにする |
⑩［Network Setting］を押下してください。
⑪各種設定をしてください。
| 設定項目 | 入力値 |
| Enable IPv6 | OFFにする |
| Transport | TLSを選択 |
| Enable STUN | OFFにする |
| Enable on start | ONにする |
| Use only strongciphers | ONにする |
| Protocol suite | TLS v1.3を選択 |
⑫［Audio codecs］を押下してください。
⑬［u-law］［Opus Narrow］をONにしてください。
⑭［Encryption Settings］を押下してください。
⑮［SDES negotiation］をONにしてください。
⑯［SIP account］に戻り、［Register］を押下してください。
Android版 Zoiper 設定方法
① Android版 Zoiperアプリをインストールしてください。
アプリ名：Zoiper Pro – SIP Softphone
※サブスクリプション形式のアプリ（Zoiper IAX SIP VOIP Softphone）ではなく買い切りのアプリとなります。
URL：https://play.google.com/store/apps/details?id=com.zoiperpremium.android.app
② [Agree & Continue]を押下してください。
③ [ユーザーID@ドメイン]と[SIPパスワード]を入力してください。
④ ドメインを確認後、[Use Anyway]を押下してください。
⑤ ユーザーIDと送信プロキシ:Outbound Proxyを入力してください。
⑥ TLSを選択し終了を押下してください。
⑦ Account is readyになっていることを確認し、設定を行うため選択します。
⑧ 設定項目が反映されている事を確認してください。
| 設定項目 | 入力値 |
| Acocount name | ユーザーID |
| Host | {tenant_id}.collabos.com 例： 設定したいテナントのIDが「8002」であれば、「8002.collabos.com」 を設定 |
| Username | ユーザーID |
| Password | パスワード |
| Authentication User | ユーザーID |
| Outbound Proxy |
prd-001-sip{PBXID}.vloom.jp:ポート番号 |
| Enable video FMTP | OFFにする |
⑨ 下部の[Audio Code Setting]を押下してください。
⑩ [u-law]・[Opus Narrow]をONにしてください。
⑪ [Encryption Settings]を押下してください。
⑫ [Enable SRTP]をONにしてください。
⑬ [NetWorking Setting]を押下してください。
⑭ 下記画像のように各種設定をしてください。
⑮ サイドバーから[設定]を押下してください。
⑯ [Connectivity]を押下してください。
⑰ [Enable PUSH proxy]の項目をOFFにしてください
※[Enable PUSH proxy]は必ずOFFにしてください
以下の異常動作が発生するおそれがあります。
- 切断時に相手側の通話が切断されない。
- 内線通話が約32秒で強制切断される。
⑱ [Run In Background]をONにしてください。
⑲ [常時 wakelockを使用する]を選択してください。
※スマートフォンがスリープモード（省電力状態）に入っていても、VLOOMとの連携が継続し、着信が受け取れるようになります。
⑳ [Listening Ports]を選択してください
㉑ [Ramdom Port]を外し、各種設定を行ってください。
※各ポート番号割り当てにつきましては、動作確認環境をご参照ください。
設定を行う箇所は[RTP]・[TLS]の二か所です。
㉒ [設定]に戻り、[Advanced]を押下してください。
㉓ [TLSオプション]を押下してください。
㉔ [強力な暗号のみを使用する]をONにし、[プロトコル群]をTLS v1.3に設定してください。
㉕ アプリの権限から[マイク]・[通知]・[電話]が許可されているか確認してください。
㉖ Account is readyになっていることを確認してください。
Android版zoiperログオフの方法
①左上の赤枠で囲まれている[≡]を押下してください。
② [アカウント登録完了]と表示されているユーザーの赤枠で囲まれたチェックボックス部分を押下してください。
③[未登録]と表示されればログアウトとなります。
ステータス変更
スマートフォンアプリからステータスを変更する場合は下記ダイヤルを押下してください。
受付可： *7700
後処理： *7800
離席（理由なし）： *7900
離席（理由1～15）： *7901～7915
注意事項
- 発信する際は、業務設定で設定したプレフィックス番号を電話番号の前に入力し、発信者通知番号を指定します。
※下記例は分かりやすくするためにハイフンを入れておりますが、実際に操作する際はハイフンは不要です。
例）
プレフィックス番号： 1234
発信先番号： 080-1234-5678
入力する番号： 1234-080-1234-5678 - スマートフォンアプリから転送する際は、利用するアプリが保留転送（転送先との内線通話後に転送）に未対応である場合は直接転送のみ利用可能です。
直接転送では転送元との内線通話はなく、［転送］ボタン押下と同時に通話が開始されます。
※Zoiperは保留転送非対応の為、直接転送となります。
※Android版は会議機能が利用できません。 - 発信ができないときは、全体設定のデフォルト発信者通知番号が設定されているかをご確認ください。スマートフォンで発信する際は、デフォルト発信者通知番号の設定が必須となります。
- iPhone版のZoiperではスリープモードから10分経過するとVLOOMシステムとの連携が解除され、着信が不可となります。